コンシェルジュ日記

V子さん【第2話】

V子さんがご自分でお見合いのお相手をお選びになることはありませんでした。

コンシェルジュが最初にご紹介させていただいたのは48歳の大富豪の方でした。
とてもお洒落で都会的な雰囲気の大きな会社を経営する方です。

お見合い後はお二人ともとてもお喜びになり交際へと進みましたが
しばらくして男性から
「とても綺麗で一緒に歩くと周りからの視線を感じます。とても優越感を感じて嬉しいのですが、高級レストランや料亭にお連れしても何も召し上がりませんし、終始微笑んでいらっしゃるのですが何もお話になりません。
プレゼントをと有名ブランド店へお連れすると2時間くらいかけても決まりません。お迷いになっているもの全てを買い求めても"ありがとう"はありませんでした。
私も仕事で多くの方々を接待しておりますがこんなことは初めてです。
彼女との結婚生活は不可能だと思います。飾っておきたいくらい美しい方ですが。」
とのご連絡をいただいてしまいました。

V子さんは男性とのご結婚を強くお望みでしたので言葉を選びながら「交際終了」をお伝えしたのですが・・・・・
「そうですか、もっと綺麗にならなければいけませんね。」と笑顔で仰います。

「本や新聞を読んで、世の中のことに関心を持って、テレビを見て!」と懇願するコンシェルジュに不思議そうな美しい笑顔を見せてくださるV子さんでした。

・・・・to be continued

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