コンシェルジュ日記

I男さん(会社役員)41歳【第3話】

しばらくしてI男さんは34歳のミスコン経験のある可愛らしい方とお見合いが決まりました。
お見合い当日から盛り上がったのでしょう。
ホテルのラウンジでお話なさった後はそのまま最上階のレストランでお食事、その後はお酒までご一緒されて都心から2時間かかる女性のご自宅までタクシーでお送りしたそうです。
翌日I男さんから「彼女と結婚します。」というご連絡をいただきました。
コンシェルジュはあまりにも早過ぎる「奇跡」に驚きながら「人生にはこういう出会いもあるのかも知れない。」と思いながら一週間が過ぎました。

お電話で「婚約は解消する」というI男さんに驚きながらお話をお伺いすると
「好みのタイプの方でお話も楽しく気の合う方でしたので結婚したいと思い毎日電話でお話してこの週末も2日続けてお会いしました。その間彼女は一度も電話をかけてくれなかったしお食事代など総額20万円ほどの経費を一度も支払おうとしなかった。お金ではなく心の問題です。」と仰います。

「やはり一日でご結婚をお決めになるのは危険ですね。」というコンシェルジュにI男さんは「今週末に次のお見合いを決めてください。」と仰いました。

お見合いというのはお申し込みなさって「ご承諾」のお返事をいただいた場合と、お相手からお申し込みをいただいてお受けした場合に成立いたしますのでお日にちだけをご指定いただいた場合は八方手を尽くしてお相手を探さなければなりません。
全ての会員様からそのようなご希望をいただいてしまうとコンシェルジュの仕事は成り立たなくなってしまいますし「ご指定の日に必ずお相手を探す」というお約束も出来ません。

丁重なお詫びの言葉と共にお断りいたしましたがI男さんは憮然として電話をきりました。

・・・・to be continued

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