コンシェルジュ日記

F子さん(客室乗務員)33歳【第3話】

何度も何度もお話し合いをしましたがF子さんが望むような方とはお見合いにすらなりません。もどかしくお感じになったのでしょう。

しばらくしてF子さんは「アラブの石油王」や「アジアの大富豪」とのご結婚をお望みになりました。もちろん当クラブにはいらっしゃいませんしコンシェルジュ達はそういう方とのコンタクトの方法など知りませんでしたのでご希望に添えるはずは有りません。

その後F子さんは他の相談室にもご入会なさって当クラブと平行なさってご活動をお始めになりました。そちらでもF子さんのご希望が満たされることはなかったようです。

お見合い活動が順調に進まないF子さんはストレスから情緒不安定になり頻繁にオフィスを訪れるようになりました。コンシェルジュは度々お話する中でF子さんを少しずつ理解できるようになりました。

ご家庭の状況や環境などがF子さんを必要以上に強がらせていることや
本当は繊細で人に愛されたいと強く願っていること、無条件で受け入れてくださる方を今までずっと探していらしたことが理解できるようになったのです。
そんな日々が続く中、F子さんは少しずつ心を開いて下さるようになりました。

「結婚は二人で助け合って生きていける人と、仲良く楽しく人生を歩める人と。」というコンシェルジュの言葉にも耳を傾けてくださるようになり和やかにお話し合いをしてお帰りになるようになりました。

「F子さんを心から愛して下さる方が見つかるかもしれない。」と思い始めた頃のことでした。

・・・・to be continued

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